おもちの日記

不妊治療の振り返り、現在の育児のこと、趣味のことを綴ります

不妊治療1:治療のはじまり

不妊治療をはじめたきっかけ

私達夫婦は、2016年4月に結婚し、2017年5月に不妊治療を開始しました。開始時の年齢は、私34才、夫33才でした。

不妊治療のクリニックに行くことになったきっかけは夫です。

夫は義母から、不妊治療のクリニックで検査してもらうよう言われていたようです。夫には兄がおり、当時すでに姪が1人いたのですが、義兄は男性不妊、義姉もいわゆる卵巣年齢がとても高かったらしく、姪は体外受精で授かったそうです。義母はソックリ兄弟の弟のことを心配しているとのことでした。勿論、夫や義姉より年上である私のことも懸念していたと思います。

夫が男性不妊かどうかを調べてもらうのに、なぜ私がレディースクリニックの予約をとらなくてはいけないのか、と憮然としながら電話予約をしたことを覚えています。当時の私達は、どこで男性不妊の検査を受けられるのかわからなかったのです。義兄の男性不妊も、義姉がかかっているレディースクリニックで判明したとのことでしたので、とりあえずレディースクリニックに行ってみようということになりました。

 

1つ目のクリニックを選んだ理由

はじめのクリニックは、東神奈川にある、院長先生の声が小さいことで有名なところを選びました。

治療に関する知識は全くありませんでしたので、

  • 家や会社から通えるところ
  • 定時後に診察を受けられる
  • 実績がありそう
  • 私の会社の同期も通っていた

という理由で選びました。

 

初診と一連の検査結果

初診は夫と一緒に行ったのですが、待合室に多くの女性、たまに男性のひしめく独特な雰囲気に圧倒されていました。このときはまだ、自分達が不妊治療の荒波にもまれることになるとは露ほどにも思わず、ただちょっと一応調べに来た、くらいの軽い気持ちだったのです。先生の内診、診察の前に、看護師さんによるヒアリングがあり、「どのような治療をご希望ですか?」と聞いてくださったのですが、「とりあえず検査をお願いしたいです。。。」と、やる気のない回答しかできなかったのを覚えています。内診は特に問題なく、私の採血と夫の採精をし、1~2週間後に卵管造影の検査を予約して帰りました。

卵管造影の日は、会社を早退して1人で通院しました。卵管造影は噂にたがわず大変痛かったのですが、つまっていないことが確認されました。休憩後の先生の診察で、初診での検査結果が伝えられました。私の採血結果は概ね問題ないが、卵巣年齢が実年齢+4才の38才であるため、のんびりはしていられないことがわかりました。夫の方はやはり問題があり、元気な精子がほとんどいないので、顕微授精でしか妊娠は望めないでしょう、とのことでした。

なんとなくそんな予感はしていたものの、やはりショックで、頭が真っ白になってしまいました。先生は大変前向きで、「あなたの状態であれば次の周期からでも始められますよ」、と言ってくださったのですが、全く気持ちがついていかず、持ち帰り検討することとしました。

また、そのクリニックには週末に隔週で男性不妊を診られる泌尿器科の先生が来られるので、ひとまずそちらを予約して診てもらうことにしました。