おもちの日記

不妊治療の振り返り、現在の育児のこと、趣味のことを綴ります

不妊治療21:3つ目のクリニック

通算3回目の採卵、6回目の移植が成果を出せずに終わった後、夫が男性不妊専門のクリニックに通うようになった一方で、私は夫の通うクリニックと連携している、選別精子を新鮮なまま持ち込めるレディースクリニックを求めて、2回目の転院をしました。

3つ目のクリニックは、説明会はすっとばし、いきなり初診を予約して、夫と2人で受診しました。 

これまでに通っていた2つのクリニックと比べると、それほど患者さんが多過ぎず、ゆったりと待つことができたと思います。

初診は院長先生の診察でした。先生は、もはや釈迦に説法かもしれませんが、と前置きしつつ、時間を割いて、受精から妊娠までの身体の仕組みや、顕微授精等の治療の内容、ナチュラル志向なクリニックの方針、治療費等について説明してくださいました。治療費については、2つ目のクリニックと同様、無事妊娠できて卒業となれば、成功報酬を支払うことになっているようでした。その分採卵や移植の治療費は低めに抑えてあり、カツカツで運営しているので、ぜひ早く妊娠して成功報酬を払ってください、というようなことをおっしゃっていて、好感を持ちました。

また、内診の結果、とってしまうほどではないが子宮筋腫があり、それをよけるような形で子宮後屈になっているので、それも妊娠しづらい要因になっているかもしれないということでした。それまで何十回と内診を受けてきて、はじめて言われたことなので、少し驚きました。ちなみに、私の母も同様の子宮筋腫があって子宮後屈になっていることが後にわかり、月並みですが遺伝は怖いなあと思いました。

私達からは、夫の通うクリニックで選別した良好精子を持ち込んで採卵したいということと、1つ目と2つ目のクリニックでやりそびれていたERAの検査をしたいということをお伝えしました。

今後の方針として、まず最初の周期は採卵して、移植はせずにERAの検査をして、胚盤胞まで育てば凍結して、その次の周期に移植しようということになりました。ERAの検査では、胚盤胞を移植するのにちょうど良い日に子宮内膜を採取するので、移植と検査を同じ周期にはできないということでした。

この初診の日はちょうど排卵数日前で、先生からはこの周期から採卵を始めても良いと言っていただいたのですが、残念ながら、夫の精子数がまだ十分に増えておらず、この初診の後1か月半ほどお休みとなりました。