おもちの日記

不妊治療の振り返り、現在の育児のこと、趣味のことを綴ります

不妊治療22:採卵4回目とERA検査

夫が男性不妊のクリニックに通ってクロミッドを飲み始めてから3か月ほど経った頃、精子数がWHOの基準値には満たないものの彼なりにそこそこ増えたため、ようやく3つ目のクリニックでの初の採卵周期に臨むことになりました。採卵当日の朝に男性不妊のクリニックからレディースクリニックに新鮮な良好精子を持ち込む必要があるため、うまく日程調整できるのか、少しドキドキしながら生理開始を迎えました。

まずは生理2日目で受診し、ホルモン値が問題ないことを確認してもらいました。その日から5日間、毎晩レトロゾールを飲んでやんわりと刺激して、次回生理10日目に通院して様子を見ることになりました。また、12日目と13日目が採卵の候補日であるため、当日良好精子の選別をしてもらう男性不妊のクリニックの予約をとるよう先生から指示がありました。

男性不妊のクリニックの精子選別は、2日程分の予約をとることができるようになっていました。確か毎朝先着2名までしか受け入れてもらえないのですが、予約の時点では3番目になってしまっていても、大体採卵日はばらけるので、なんとなくうまくいっている、と先生から聞いていました。この周期では、生理12日目も13日目も問題なく予約できたと思います。

生理10日目の通院では、卵胞は良い大きさに育っているが、ホルモン値がもう少し上がるはず、ということで、次の日に再度通院することになりました。また、この日に採卵の候補日が1日ずれて、生理13日目と14日目に変わり、夫に依頼して男性不妊のクリニックの予約を変更してもらいました。14日目はすでに2人予約が入ってたのですが、おそらく当初から予約している13日目の方が可能性が高いということで、あまり心配し過ぎないように過ごしました。

この周期はちょうど年度末の繁忙期の最中に始まり、社外の方との予定も多く、急遽決まった生理11日目の通院もダブルブッキングになってしまったのですが、この頃すでにもう悟りを開いていた私は、淡々とリスケして通院しました。通院等の事情は言わず、「都合が悪くなったので、申し訳ありませんが日程変更させてください」、で乗り切りました。

生理11日目の診察では、E2が十分な値でないがLHが出ているということで、2日後の13日目に採卵することになりました。ようやく採卵日が決まり、男性不妊のクリニックの予約もおさえられている日でしたので、ホッとしました。右の卵巣に3つ、左の卵巣に小さい卵が1つ育っているようでした。2つ目のクリニックのときと同様、採卵2日前の晩にブセレキュアを吸い込んで、その後は8時間おきにボルタレンを挿しながら、採卵の日を待つことになりました。

採卵の日は、夫の通う男性不妊のクリニックの方が集合時刻が早く、家を出るときから別行動でした。私は3つ目のクリニックでの初の採卵に少し緊張して臨みました。麻酔無しの採卵という点は2つ目のクリニックと同様でしたが、2つ目のクリニックのときより採卵自体が痛く、随分と顔をしかめてしまったと思います。採卵後の安静が解けて待合室に戻る頃には、良好選別精子の受取と提出を終えた夫が待っていました。右卵巣から成熟卵が2つ採れ、顕微授精を行ったということでした。

 

この周期では移植をせずにERA検査を行う計画にしていました。検査は採卵から5日後でした。着床の窓を調べるERAの他に、子宮内膜の細菌を調べるEMMAと、子宮内膜炎を調べるALICEもあわせて行うことにしました。内診室で内膜を採取してもらったのですが、卵管造影検査のときほどの痛みはないものの、徐々にしんどくなっていき、処置が終わる頃にはぐったりしてしまいました。

この日の診察で、先生から卵の育ち具合の説明があり、顕微授精を行った1つは受精せず、もう1つはまだ桑実胚ということでした。

ERA検査で何かわかるかもしれないと期待しつつ、ショート法でないと胚盤胞を得ることも難しいのかと落胆し、なんとも複雑な気持ちで帰路につきました。