不妊治療4:凍結胚移植に進むまで
不育症検査
初の顕微授精はガッツリ刺激するショート法での採卵でしたので、次の周期はお休みすることになりました。
この間に不育症の検査として、NK細胞の血液検査と、子宮鏡検査をしましたが、どちらも問題が検出されることはなく終わりました。
また、ちょうど夏休みにかぶる周期でしたので、もし妊娠したらできなくなることをしよう、ということで、夫と一緒に富士山登山にチャレンジしたり、遊園地でジェットコースターに乗ったりして遊びたおしていました。
初の凍結胚移植は未遂
夏休みを終えて、休み前に凍結した胚を移植することになりました。
私は排卵にも特に問題がなかったので、排卵をさせてから移植することになりました。
この方法は、確か排卵までは投薬がないので、身体は楽なのですが、排卵日を特定しなければならないのが課題でした。
排卵日の数日前から、1日2回ずつ検査薬を使って、反応が出始めたら通院して先生に診てもらいます。
最初の周期では、反応が出たと思って診察を受けたらフライングで数日後来るよう言われ、次に行ったときには逃してしまい、何もできず終了となってしまいました。
仕事や昇進試験との両立に関する迷い
当初はこの周期で一旦お休みにしようと思っていました。
次の周期から下期に入り、私の仕事が繁忙期に入る他、次の年始に昇進試験を控えていたのです。繁忙期に入ると、新幹線に乗る距離の県外への出張が増えることがわかっていました。また、昇進試験も、そこそこの量の勉強が必要だと先輩達からは聞いていました。しかも、単に受かれば良いというわけではなく、(バカバカしい仕組みですが、)将来出世したければ良い成績で受からなければならない、というものでした。私は自分が将来社長になるような器とは思いませんが、ほどほどでよい、と言ってしまえるほど無欲ではありませんでした。
昇進試験の受験には年齢制限があることも知っていました。具体的な年齢はわかりませんが、同期でも早い人は前年度に受けている人もいたので、私は若干焦ってもいました。上司からは、「できるだけ早く受けておいた方がよい」と言われるのみで、妊娠中ならまだしも、「妊娠希望中」が理由では断ることはできませんでした。
しかし、これらの繁忙期や昇進試験が全て終わるのは半年後です。すでに不妊治療の知識を身に付けつつあった私達には、35才の半年間は大きいことを理解していました。
そのため、私は、繁忙期の仕事の成果をあきらめました。
引き続き、次の月に凍結胚移植にチャレンジすることにしました。