おもちの日記

不妊治療の振り返り、現在の育児のこと、趣味のことを綴ります

不妊治療5:凍結胚移植1回目

初の採卵で凍結した胚盤胞は2つあり、見栄えの良い子から移植していくことになりました。前周期と同様、排卵をさせてから、移植をすることになりました。この周期ではなんとか排卵日を特定でき、移植に進むことができました。

確か、このときは、排卵後、移植の数日前に、着床しやすくなるように、子宮内の消毒をしてもらいました。消毒により細菌をなくすことで環境を整える以外に、もう一つ意味を持っているとのことでした。自然妊娠では、初期胚が子宮に対して、着床し易いように準備するよう信号を出しているという説があるので、胚盤胞を移植する際も、初期胚の代わりに何か子宮に刺激を与えるとよい、その方法として、消毒も有効である可能性がある、という説明だったと思います。

移植後は、新鮮胚のときと同様、座薬と注射で黄体ホルモンを補充する日々が続きました。

この頃の仕事は、私の担当するプロジェクトが全体的に遅れてしまったため、意外と出張は少なく、移植後に日帰りや短期の出張が2回あった程度でした。それらも運良く黄体ホルモンの注射の日とずれたので、日程調整の必要はなく、精神的に楽でした。

移植の数日後、職場で、いつものようにドカッと椅子に座った際、腰に響くような、いつもと違う感覚があったので、これはもしかしたら、と期待しつつ過ごしていました。

移植の9日後に判定日があり、HCG66.6で4日後に再判定となりました。再判定ではHCG10.9となり、残念ながら成果は出ずに終わりました。

1回目の判定日の帰り道の、夫の浮かれっぷりはよく覚えています。この後ダメになってしまうかもしれないけど、今この瞬間は妊娠しているから、と言って、私に電車の優先座席を勧めてくるほどでした。

再判定の日、先生によれば、着床しかかったのだろう、ということでしたが、一度浮かれた分、大変ショックを受けてしまいました。

そのため、この次の周期は、いよいよ仕事が忙しくなることはわかっていたのですが、もう止まることはできませんでした。